自分の言葉で伝える
英語にせよ日本語にせよ、自己紹介をするに当たって必ず頭に入れておいて欲しいことがあります。それは「ありのままの自分を自分の言葉で伝える」ということです。自己紹介は他人に向けて行うものですが、私たちは他に対して自分を良く見せたいという思いが少なからずあります。できるだけ良く評価されたいと思うのは自然なことですし、面接やビジネスの場面では自分の良い面をアピールする必要があります。
しかしだからと言って、見栄を張ることは好ましくありません。今ある自分の姿のうち相手に知ってもらいたいと思う長所を紹介するべきです。面接官や長年ビジネスに携わる人は目が肥えていますから、背伸びした自分を見せてもすぐに見抜かれてしまうものです。それに何よりも自分自身が納得できないと思います。ですから、正直に今現在の自分の姿を見せるようにしましょう。
自己紹介にとってさらに重要なのは、自分の言葉を使うことです。英語の自己紹介をする際に例文などを参考にしたり、就職試験の面接向けであれば対策本などを使用することもあると思います。それらはあくまでもお手本であって、実際に紹介文を作るときには必ず自分なりの言葉や表現を使いましょう。特に面接の場合、対策本に書かれているような通り一遍の内容では自分らしさをアピールできず、印象に残りにくくなります。それ以外の場面においてもまるで台詞を読むような自己紹介よりは、多少失敗はあっても自分で考えた言葉や表現の方が相手は興味を持って聞くでしょう。
英語での自己紹介では母国語でない分使う単語や言い回しを考えるのに苦労するかもしれませんが、それも勉強です。ぜひ、自分オリジナルの言葉を用いて自分らしさを表現して下さい。