文章の特徴目
会話による英語の自己紹介の特徴とポイントを紹介したところで、続いては英語自己紹介 文章編として同じく特徴やポイントを見ていきましょう。
最初に考えるのは文章の特徴です。文章は会話と違い、文字だけであなたの情報が相手に伝わります。自己紹介をする側が文章を読み上げる訳ではないので、声の強弱や抑揚を付けることができません。同じ文章でも読む人次第で捉え方が変わることもあり得るのです。文章による自己紹介が、例えば手紙やエッセイのようなカジュアルなものであれば言葉も自由に使うことができます。私たちが日頃の会話で使っているいわゆる「話し言葉」をそのまま用いることが可能なので、比較的自分を表現しやすいと言えます。
しかし、改まった場に向けた文章による自己紹介、つまり履歴書やビジネス文書などになると言葉を選んで使わなければなりません。「話し言葉」に対して「書き言葉」を用いる必要があります。これは日本語でも英語でも同じです。もっとも、履歴書は形式が決まっていますし、ビジネス文書にしてもある程度の定型文がありますから、英語の履歴書、ビジネス文書の書き方といった参考書を見れば形式は分かると思います。あとはその形式の中でより相手に伝わりやすくなるよう工夫することです。例えば過去の実績や経験を示すために具体的な数字を挙げてみたり、使う言葉や表現にしてもよりインパクトがあるものを選んだりとやり方は様々です。
文章による英語の自己紹介では、話し言葉と書き言葉をきちんと区別すること、表現のしかたに工夫することを頭に入れて内容を考えて見て下さい。