会話による自己紹介のポイント:長さ
自分のリスニング力を把握したところで、次は自分に合う英語耳訓練方法を選びましょう。これからいくつかの方法を示していきます。
会話の特徴を説明したところで、次は会話による英語の自己紹介のポイントについて見ていきましょう。ここでポイントとして挙げるのは、紹介文の長さと抑揚の2つです。
では最初に英語の紹介文の長さについてです。自己紹介の長さは場面に応じて多少違いがあります。カジュアルな場面であればそれほど長さを気にすることは無いと思いますが、面接やビジネスの場面では時間制限もあるため、長さを考えておかなければなりません。どの場面にせよ言えるのは、長すぎず簡潔にまとめるということです。アピールしたい内容があるのは良いことなのですが、一つの話題を説明するために時間を割き過ぎないように注意しましょう。
また、会話での自己紹介では用意してきた原稿をそのまま棒読みというのは好ましくありません。英語のスピーチでは特にコンタクト(話し手が聞き手に視線を合わせて注意を引き付けること)を重視します。いくら内容が優れていても、話し手が一方的にスピーチをしてしまうと相手に伝わりにくくなってしまいます。聞き手の目を見たり、ジェスチャーを交えて常に聞き手の意識を自分に向けることが必要です。また会話では、話している間はもちろんですが、言葉を発していないときの「間」というものもあります。これは文章に書くだけでは表れないものですが、この「間」を効果的に利用するとより印象に残るスピーチになります。
このように会話では文章以外の要素が加わってくるため、想定よりも長くなりがちです。練習するときに必ず時間を計り紹介文の長さを把握しておきましょう。